2008年06月27日

民需の外の軍需

橋下知事「一緒に自衛隊体験入隊を」幹部「死んでしまう」
2008年6月18日(水)10:02 asahi.com



この記事を見て思ったのが、軍事ケインズ主義。
軍事ケインズ主義は、武器等の軍需品に政府支出を行うことを公共事業とし、
資本や人間の貴重な時間を、軍隊的なモノへと積極的に投下する主義主張のこと。
日本でのケインズ主義は道路等のインフラ整備を対象とすることが多いけど、
その税金のバラ撒きを、ミサイルやら常備軍やら核兵器開発やらに対して行うのがそれ。

発表当時は絶賛されたものの、後になるに従って半笑いで評価されるようになった名著、
『通産省と日本の奇跡』を書いた政治学者のチャルマーズ・ジョンソンは、近著の中で、
アメリカの現在まで続く軍事ケインズ主義は、もうとっくにダメだと書いている、らしい。
具体的な例や数字を省いてその理由を列挙すると、以下のような感じだ。
(『世界』4月号 「軍事ケインズ主義の終焉」川井孝子・安濃一樹 訳)

・軍隊に金をかけたことで、国家の長期的な繁栄に欠かせない投資を蔑ろにしてきた。
そのため、限られた人材と予算が、福祉や教育、民需の拡大に十分に配分されなかった。
・そもそも軍需産業は民需産業を圧迫し、経済を弱体化させることとなった。
・優秀な研究者が生産性の無い軍事製品の開発へと回され、民間は頭脳を失った。


人間の時間は有限で貴重なモノだし、税金だってきちんとした用途で使われないと困る。
40歳のおっさん公務員に腕立て伏せや匍匐前進をさせて、その間も税金で賃金が支払われて、
それでどの程度国民にペイされるのだろう。政治的な見世物としてもいかがなものだろうか。
軍需産業が必ずしも民需産業に良い影響を与えず、むしろ悪い影響を与えているように、
文民である大阪市職員が、自衛隊の中で非文民の真似事をしてどういう効果があるのだろう。
これは徴農制とかワケのわからないことを言っている東国原宮崎県知事にも同様に該当する。
公務員に生産性のある仕事をさせるなら、求職者にその仕事を回した方がまだ有意義だし、
精神論を叩き込むのなら、仕事の終わった後、公務員各人がマナー教室へ通うだけで十分だ。
というかですね、既存の人材を有効活用して、もっと個々の能力を高めるような環境を作って、
公務員に蔓延しがちな非効率を削るのが橋下・東国原知事の仕事なはずなんですよ。
公務員には公務員の仕事をフルスロットルでさせてあげて下さい。それが一番効率的なんです。
posted by 手の鳴る方へ at 01:35| Comment(1) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
腐った大阪府の職員を改善するのには自衛隊の体験入隊が適切だ。お前みたいなバカには理解不能だろう。
Posted by at 2008年06月30日 19:41
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